ノーベルガイド

1965年にブローネマルク教授によってインプラント治療は開発されましたが、当時は骨結合するまでの条件として、3~6ヵ月間はインプラントに力が加わらないようにしなければなりませんでした。

そのため、手術後の患者様は歯がない状態か、やわらかいクッショ ン剤を使った入れ歯を使用して、インプラントに負荷をかけずに待機させられていたのです。失った歯が少ない場合はまだ我慢できますが、多くの本数を失ったケースでは入れ歯が使えなかったり入れ歯の不適合な状態によって、摂食障害や発音、審美性などの機能的問題が生じて患者様に苦しい思いを強いていたのです。

このようなインプラント治療のデメリットへの対処方法として、治癒期間の短縮が考えられてきました。そして近年、インプラント表面や形状などの開発によって骨との結合が早く なり、治癒期間も短縮されてよい結果がもたらされるようになりました。

しかし、もっと大きく変化してきているのがインプラント治療についての概念です。なかでも特にノーベルガイドは、手術直後に適合のよい上部構造を装着することができる、いわゆるTeeth-in-anhour TM※(一時間で歯が入る)をコンセプトに、新しく革新的な治療法と して良好な成績が世界中で報告され、もっとも注目されている治療法です。

日本においても ノーベルガイドのCAD/CAMによって製作できるサージカルテンプレートが薬事認可さ れ、使用することができるようになり、製作する工場も千葉県の幕張に完成しました。ノーベルガイドの治療法について、もう少し詳しく説明しましょう。

従来の治療の欠点として、疼痛や腫脹などの外科的な刺激(手術侵襲)や長い治療期間な どが挙げられますが、それらの問題を解決して良好な予後を獲得するためには、審査診断が 重要です。ここまではノーベルガイドも従来の治療法と大差はありません。